旅の小話・スワロフスキーの街インスブルック

 インスブルック(Innsbruck)は、ドイツ語で「イン川にかかる橋」という意味になります。その名の通り、インスブルックの街の北には、イン川(Inn)が流れていて、「Innbrücke(インブリュッケ イン橋)」という言う名前の橋も架かっています。この橋から南西の部分にインスブルックの主な見所は集中していると言えます。

インスブルックの旧市街は十分歩いて見て回れる大きさであると言えますが、旧市街からちょっとバスや電車に乗って行ったところにもオリンピックで使われた競技場やジャンプ台、ケーブルカーといった観光名所?が点在していますので、興味のある方はそちらを見に行かれてもよいと思います。

インスブルックの観光名所として押さえておきたいところは、マリア・テレジアによってバロック様式に改築された「ホーフブルク(王宮Hofburg)」や、「黄金の小屋根(Goldenes Dachl)」、「大聖堂(Dom St.Jakob)」になると思います。これらはすべて近くにかたまっていますから、半日あれば見て回ることができると思います。

私はインスブルックにはドイツのミュンヘンから列車で入り、インスブルック中央駅のすぐ近くにある「オイローパ・ティロル(Europa Tyrol)」というホテルに泊まりました。旧市街までは少し歩くことになりますが、列車移動でしたので、大きな荷物を持って旧市街まで行く必要がありませんから、列車で移動される予定の方にはおすすめのホテルです。

地図で見るとインスブルック中央駅から旧市街まではとても遠いような気がしますが、街自体がとても小さいので、それほど距離感を感じることはないと思います。「凱旋門(Triumphpforte)」から旧市街の中心までを貫く「マリアテレジア・シュトラーセ(Maria-Theresien-Str.)」には、いろいろなお店やカフェもありますので、見ながら歩くととても楽しめると思います。

現在では「黄金の小屋根(€3.80)」の中は博物館になっていますし、昔は王様たちくらいしか見ることができなかった「小屋根」からインスブルックの景色を楽しむこともできます。(もともとここはマクシミリアン皇帝が街の広場のイベントを見物するために建てられたものだそうです。)皇帝が見るからという理由でそこだけ急に黄金にしてしまうのもすごいことのような気もしますが、今でもきれいな状態を見ることができますし、日本語のオーディオガイド(ヘッドホンだったと思います。ところどころ変な日本語や発音だったりしますので、ちょっと面白かったです。)も借りることができますので、とても楽しむことができると思います。

さて、インスブルックが世界に誇るものと言えば、有名な「スワロフスキー」になります。日本でもネックレスや置物、時計なんかが売られていますし、ちょっとした小物にも「スワロフスキー製のクリスタルガラス」は使われていますよね。その「スワロフスキー」の工場がここインスブルックにあるのをご存知でしょうか?

インスブルックには、このスワロフスキーの工場に併設して、「スワロフスキー・クリスタルワールド(Kristallwelten)」というミュージアムがあります。今回の旅の目的のひとつだった「クリスタルワールド」に遠いのを覚悟で行ってきました。(最近、某韓国ドラマでインスブルックの「スワロフスキー・クリスタルワールド」がロケ地として使われていることに気づいてちょっと驚きました。)

「スワロフスキー・クリスタルワールド」には、バスに乗って行きました。このバス停の位置がなかなかわからず、おみやげ物やさんのお姉さんたちにずいぶんお世話になりました。駅近くのバス停からもバスが出ているようなのですが、民族博物館近くの道の停留所から私はバスに乗りました。バスが来るまでもだいぶ待ちましたが、バスに乗ってからもかなり時間がかかりました。バスはまわりに何もない道沿いを走っていたので、

途中で降ろされたら帰れない・・・

という不安を抱きつつ、バスにゆられてクリスタルワールドを目指しました。「クリスタルワールド」前の停留所の名前には「Kristallwelten(クリスタルヴェルテン)」という言葉が入っていたと思いますので、旧市街からけっこうバスに乗って不安に駆られることになるかと思いますが、アナウンスに気をつけていれば大丈夫だと思います。
問題なのは、バス停を降りてからだったりします。何にもないんです。本当に。

いったいクリスタルワールドは?ジャイアントはどこ?

「ジャイアント」というのは、「クリスタルワールド」のシンボルなのですが、小高い山状のもので、目の前にある池に口からわーっと水を出している(滝なのです)「顔」になります。とても大きいはずなのにそれすら見当たらないのです。