旅の小話・本場のオペラ その1

ウィーンは音楽の都です。音楽の都といえば、やはり本場のオペラやコンサートですよね。ウィーンは毎年9月から新しい音楽シーズンが始まり、翌年の6月までこのシーズンは続きます。

ですから、8月にウィーンに行かれた場合は残念ながらオペラやコンサートはあまり開催されていない場合があります。もちろん、観光客用のものはいくつか開催されている場合がありますが、それほど数は多くないと言えます。8月にオペラやコンサートを楽しみにオーストリアに行くのであれば、ザルツブルクに行かれることをおすすめ致します。

オペラ座

ザルツブルクでも毎晩のようにオペラやコンサートが開催されています。特に8月はザルツブルク音楽祭が開催されていますので、その数はとても多くなります。ウィーン・フィルハーモニーも夏はザルツブルク音楽祭で演奏するためにザルツブルクに行っていますので、ザルツブルクでなら夏でもオペラやコンサートを十分に楽しむことができると言えます。

私はウィーンの「国立オペラ座(Staatsoperドイツ語ではシュターツオーパーと言います)」や、「フォルクスオーパー(Volksoper)」でオペラを見ました。オペラの席は舞台の見え方によってお値段が変わります。一番高い席は200ユーロ近くします。もちろん、有名な音楽家や指揮者、出演者によってチケットの価格も変動したり、売り切れのチケットにプレミアがついたりすることもあります。

人気のある公演でも、ホテルのコンシェルジュに頼めば、割高になるかとは思いますが、いろいろと探してくれると思います。もちろん、最初から見たい公演がある場合はインターネットで予約をしてから行かれることをおすすめ致します。

また、公演の前日になってもまだ残っているチケットがあった場合は、「国立オペラ座」では、前売りセンターですべてのカテゴリーのチケットを30ユーロで買うことができますので、運がよければとてもいい席を手に入れることができるかもしれません。

オペラに興味はあるけれど、それほど高額な席なら別にいいや、という方や、ちょっとのぞいてみたいなぁ、という方には立見席(Stehplatzシュテープラッツ)がおすすめです。私も立見席を利用して何度かオペラを見ました。「国立オペラ座」の立見席は1階の一番奥(Parterreパルテッレ)で見られるチケットと、一番上の階の奥(BalkonバルコンとGalerieガレリーがあります)で見られるものとがあります。

1階で見られるチケットの方が少し高く、3.5ユーロくらいしたと思いますが、音響は1階奥の方がいいと思います。でも、私のおすすめは一番上の階(Galerieガレリー)で見るチケットになります。BalkonとGalerieは2ユーロで入ることができます。オペラのパンフレット(日本語の解説も載っています)が3.5ユーロくらいですから、パンフレットよりも安く入れることになります。

立見席は開演の2時間くらい前から並ぶ必要があります。「国立オペラ座」正面向かって左側の、小さな広場の方の入り口から入ることになります。Balkonのチケットは舞台の1番上の階の両端になりますので、Galerieのチケットを買うことをおすすめ致します。

Galerieの立見席は2段になっていますので、早めに並んで、2段ある席のうち、下の席の場所を取ることができれば、疲れたときに段差に座ることができますので、おすすめです。

立見席では自分の場所であることを示すためにショールやハンカチ、スカーフを巻いておく必要がありますので、必ずお持ちになってください。これ以外のものを巻いておくと、景観に影響するという理由から巻いておくことを許してもらえない場合もありますので、注意が必要です。