オーストリア旅行の小話:ウィーン一人旅その2

ウィーン滞在の目的は?

今回のウィーン滞在の目的はウィーン大学のサマーコースに通うことだったのですが、授業が始まるよりも2日早くウィーンに着いてしまいましたので、一人でこの数日を過ごさなくてはならなくなりました。

さすがに初めての一人旅で初めてのドイツ語圏だったので、着いた翌日の日曜日がとっても長く感じました。正直「ちょっと帰りたいなあ」なんて思ったほどです。

さてその1日目。日曜日ということでお店はほとんどクローズしている状態でした。今思えば、美術館にでも行けばよかったのですが、小雨も降っていて、8月とは思えないほど寒く、寒さがよけいに不安を駆り立てて、あまり外出する気になれなかったのです。それでもお夕飯までパンとハムにチーズだけじゃもたないような気がして、ぽてぽて外にでかけることにしたのです。

さすがに小雨が降っているだけあって街中はあまり人が歩いていなかったのを覚えています。寮の場所と駅の場所のチェックをして、唯一開いていたマクドナルドでチーズバーガーetcを購入してこの日は早々にお部屋に帰りました。今ではどこまででも一人で行くのですが、さすがにこの日ばかりは引きこもりがちでした。

この日の穴を埋めるかのごとく、次の日からは行動開始。大学の事務所に行って、クラス分けテストを受けたり、パソコンのパスワードを発行してもらったり(ただし大学のPCは当時日本語使えず)、テキストを購入したりして帰ってきました。入学式?のようなところで日本人の女の子たちを見つけて、無事ウィーンでのお友達を確保して、だいぶ安心したのを覚えています。

大学のメンザ(学食のことです)にもよく行きました。特にウィーン大学の本館とヴォティーフ教会の間?にある棟のメンザはエレベーターが面白いのでおすすめです。このエレベーター、ドアがないのです。

エレベーターの箱?がいくつも連なっていて、ずっと回転している状態なのです。左右のエレベーターは一方が上りで、もう一方が下り。一番上まで行くと、横に移動して、下に下りてくるので、ずっと動いているのです。ですから乗るのも降りるのもかなりどきどきものです。

去年ウィーンに遊びに行ったときもここのメンザによってきたのですが、あいかわらずエレベーターは動き続けていました。メンザのごはんには当たりはずれがあると思います。去年はターフェルシュピッツ(茹でた牛肉)がメインの日替わりランチをいただきました。ターフェルシュピッツはおいしかったので、おすすめです。

ウィーンでは大学のサマーコースに通いながら、観光して過ごしました。途中小旅行したものの、ほぼずっとウィーンに居ました。ちょうど音楽祭の始まる9月にウィーンにいましたので、オペラやコンサートにも何回か足を運びましたし、モーツァルトが『フィガロの結婚』を作ったことで有名なフィガロハウス(現在のモーツァルトハウス)にも行きました。

毎日学校が終わるとお昼を食べて、大学からリンク(旧市街を囲む円状の道)沿いにケルントナーシュトラーセ(ウィーン一のショッピングストリート。

ただし、観光客用のお店が多い気もします。)を目指して歩いたり、ホーフブルク(新王宮)のお庭でぼーっとしたり、お友達とおしゃべりしたり、どこかの美術館に入ったり、マリアヒルファーシュトラーセを歩いたりしていました。お夕飯&朝ごはん用のお買い物は週に1~2度まとめてスパーかビラで買っていました。

パンは少しずつパン屋さんで購入した方がスーパーで買うよりおいしいことに気づき、途中からはパン屋さんで買うようにしていました。

学生寮(私のお部屋はラッキーなことにシャワー、トイレ、キッチン付のアパート状態)での生活だったので、初めての一人旅と言うよりは、初めての一人暮らしに近かったので、いろいろなことが初体験で楽しかったです。

ウィーン初日の不安が嘘のように、帰るころにはすっかりウィーンの街にも慣れて、一人でカフェに入ってお食事ができるまでに成長。思い返せば最初の頃の時間がもったいなかったような気もするのですが、初めにゆっくりと生活していたからこそ体力がもったのかな?とも思いますので、それもよかったのだと自分に言い聞かせています。

帰りは購入した本やテキストを郵便局から送ってから、空港へ行ったので、時間的にぎりぎりになっていまい、本当にあせったのですが、なんとか無事にチェックインして搭乗することができましたので、最後まで何の問題もなく一人旅を遂行することができました。