ウィーンのカフェ:ザッハー

ウィーン1区、国立オペラ座の裏、ケルントナー・シュトラーセ沿いに「ザッハー(Sacher)」はあります。ザッハーは1876年創業のウィーンを代表する名門ホテルです。

そのザッハーの1階には(同じホテル内なのですが)、昔からある少し広めのカフェとケルントナー沿いの角にあるカフェとのふたつがあります。ゆったりくつろぎながらウィーン社交界の雰囲気を味わいたいのなら、古くからある方のカフェに入ることをおすすめ致します。(こちらには有料のクロークもありますので、冬場はこちらがおすすめです。)

古いカフェの方はシックな赤絨毯でとても素敵な空間なのですが、込んでいることがとても多いので、自由時間が多く取れないという方や、ついつい敷居が高いかなあなんて思ってしまう方には新しくできたオペラ座裏通り(=フィルカーモニカー・シュトラーセ)とケルントナー・シュトラーセの角にあるカフェ「ザッハー・エック(SacherEck)」に行かれることをおすすめ致します。

角にある方のカフェは背の高い椅子が置かれているので、ちょっとモダンな雰囲気と伝統的でシックな雰囲気が混ざったような感じです。いつもすぐに入ることができるので、私は角にあるカフェの方をよく利用します。

ザッハーと言えばやはり「ザッハー・トルテ」ですよね。ザッハーの「ザッハー・トルテ」はチョコレートのスポンジの間にアプリコットジャムがはさまれていて、まわりを「ショコラーデ・グラズール」と呼ばれる大量のお砂糖が入ったチョコレート・アイシングでコーティングされています。ちなみにこの「ショコラーデ・グラズール」は「ザッハー・グラズール」とも呼ばれるそうで、非常に高度な技術が必要なものだそうです。

写真は「アインシュペンナー(生クリーム入りコーヒー)」、「ザッハー・トルテ」に「ビッター・レモン(BitterLemonレモンソーダ)になります。

ザッハーの「ザッハー・トルテ」はカフェで頼むと1カット、4.5ユーロで、甘くない生クリームが付いてきます。オリジナルの「ザッハー・トルテ」はかなり甘めなのですが、この生クリームと一緒にいただくことでちょうどいい甘みとしっとり感を感じることができるようになっていて、とてもおいしいです。

「ザッハー・トルテ」のほかにも苺のトルテや、トプフェンシュトゥルーデル等いろいろなケーキがあります。どれもおいしいのですが、ザッハーの「ザッハー・トルテ」は通信販売等を除いては日本ではいただくことができませんし、小さいサイズになるとその分まわりのチョコレート率が高くなってしまい、甘くなってしまいますので、カフェでいただくことをおすすめ致します。

過去に一度小さいサイズのザッハー・トルテを直輸入してきたことがあるのですが、サイズが小さめだったせいかとても甘く、やっぱりお店でいただく方がおいしいなという結論に至りました。

カフェではウィンナー・コーヒーである、アインシュペンナーや、メランジェ(モカと泡立てたミルクが半量ずつ入っているもので、イタリアのカプチーノに近いものになります)と合わせていただくのもおいしいですが、「ザッハー・ブレンド」と呼ばれる紅茶も甘めの「ザッハー・トルテ」との相性がいいのでおすすめです。

大小さまざまなサイズの「ザッハー・トルテ」、コーヒー、紅茶もおみやげで買うことができますので、ウィーンの味をおみやげにするのもいいのではないかな?と思います。