シェーンブルン宮殿その3

「グロリエッテ」にたどり着いてから、「グロリエッテ」の屋上に上がるのもまた大変だったりします。「グロリエッテ」の屋上に上るにはチケットが必要になります。(「シェーンブルンパス・クラシック」ならそのまま入ることができます。)

屋上まではかなり狭い階段を上って行くのですが、けっこう階段数がありますので、丘を上りきった後には多少きついかもしれませんが、屋上から見るシェーンブルン宮殿とウィーンの景色はすばらしいものですので、ぜひがんばって上りきっていただきたいと思います。

屋上からは庭園や宮殿が見られますし、遠くにはシュテファンスドームも見ることができます。

「グロリエッテ」の中はカフェになっています。かんたんなサンドウィッチやアイスクリーム、ケーキや飲み物をいただくことができます。最初はカフェで休むつもりがなくても、丘を上った疲労感を癒すために、ついついカフェに入ってしまう人が私や友達を含めても多いです。

去年行ったときには、ストロベリーソーダにレモンシャーベットが入ったものをいただきました。夏に行きましたので、冷たい飲み物がかなり充実していましたし、日本人観光客もたくさん休憩をしていました。もちろんお手洗いもあります。

丘を下りるときも、上ったときと同様に、斜め右側にまっすぐ降りて、最初の曲がり角を左斜めに降りると、また「ネプチューンの泉」の方に行くことができますので、そこからまっすぐ庭園を通って、宮殿の方に戻られるのが一番よいかと思います。

もちろん、「動物園(Tiergarten大人€12・学生€5)」や「温室(Palmenhaus €4)」に行くこともできます。動物園にはパンダやいろいろな動物がいますので、大人でも楽しむことができると思います。

シェーンブルン宮殿で私がもう一箇所、おすすめしたい場所は「馬車博物館(Wagenburg 大人€4.50・学生€3)」になります。「馬車博物館」は、宮殿見学入り口の前の馬車が待機している道を「宮廷パン工房」とは反対の方向に歩いていったところにあります。「Wagenburg」と書かれた旗がたくさんゆれていますので、わかりやすいかと思います。「馬車博物館」は、展示スペース自体はそれほど広くはありませんが、かなりの数の馬車がところ狭しと並べられていて面白いと思います。

子供用の小さい馬車(馬車ごと小さい必要があるのか不思議でならないのですが)もたくさん展示されていますし、冬用で、車輪ではなく、ソリが付いた馬車や、ソリ付きの馬車が描かれた絵画も展示されています。

また、戴冠式用の豪華な金の馬車もあります。馬車と一緒に馬の模型?も展示されているのですが、模型の馬の頭の上の飾りや、身体に付けさせる飾りも模型に付けられた状態で展示されています。かなり大きな飾りをたくさん付けられた馬の模型を見る限りでは、馬もかなり走りづらかったことだろうと思います。

馬車は観光用のフィアカーと違って、中にドレスアップした人たちが乗ったり、荷物を運んだりするためのものですから、想像しているよりもずっと大きなものになります。「馬車博物館」の入り口はいってすぐ左側には、葬儀用の真っ黒い馬車と、実際にその馬車を使用した葬儀の時の写真が展示されています。

王家の葬儀用の馬車ですから、ごてごてとした飾り付けがなされていますし、棺を乗せるためのものですから、長さも高さもあって、どこかまがまがしいような雰囲気を醸し出していました。

トイレ用の馬車があるということで探してはみたのですが、いまいちどれがそうなのかはわかりませんでした。(これを聞くのもどうかと思い、さすがに聞くこともできませんでしたので、真相はわからずじまいです。この次の機会には聞いてみようと思います。)

このように、シェーンブルン宮殿にはさまざまな施設があります。ちなみに「シェーンブルンパス・クラシック」では「馬車博物館」に入場することができませんので、別払いになります。宮殿内のさまざまな施設に入場できるチケットは「シェーンブルンパス・ゴールド(Schönbrunn Pass Gold 大人€36・学生€30)」になります。

すべての施設に行かれるのでしたら、おすすめですが、場合によっては高くついてしまうことも考えられますので、1日の予定をしっかり立てられた上でチケットは選ばれることをおすすめ致します。

また、「シシィ・チケット(Sisi Ticket大人€19.90・学生€17)」と呼ばれるシェーンブルン宮殿の「グランドツアー」とホーフブルクの「皇帝の部屋とシシィ博物館・銀器コレクション」と「王宮家具博物館」に入場できるチケットもありますので、候補のひとつとして検討してみていただきたいと思います。