シェーンブルン宮殿その1

ウィーンの中心、シュテファンスドーム前の広場にあるシュテファンスプラッツ駅(U1=地下鉄1番線・U3=地下鉄3番線 Stephanspl.)から、U1に乗って一駅先のカールスプラッツ駅に行き、U4(地下鉄4番線)に乗り換えて6つ目のシェーンブルン(Schönbrunn)で降りてから、地上に上がり、お城の壁づたいに歩いていくとシェーンブルン宮殿の入り口にたどり着くことができます。駅から少し歩きますが、まっすぐ壁づたいに歩くだけですし、入り口の前には観光バスがたくさん並んでいますので、迷うことなくたどり着くことができると思います。

旅行会社主催の半日観光ツアーや団体旅行でもシェーンブルン宮殿は訪れることができますが、地下鉄でかんたんに入り口近くまで行くことができますので、できればシェーンブルン宮殿でゆっくりできる時間をとれるように個人で行かれることをおすすめ致します。

シェーンブルン宮殿の正門を入ってまっすぐ先にある建物まで歩いていき、やや左側に宮殿への入り口があります。お城のチケットは数種類用意されていますので、自分の予算と興味と時間に合わせて選ぶことができるようになっています。

お城の内部見学には、少なくとも見学することができる40室すべてを見ることができる「グランド・ツアー(Grand Tour 大人€11.50・学生€10.20)」のチケットにされることをおすすめ致します。有名な「鏡の間」や、宮殿の中心にある「大ギャラリー」、「小ギャラリー」だけではなく、東側の小さな部屋もこのチケットで見ることができます。

宮殿の東側には「青い中国のサロン」や「ゴブランの間」、「赤いサロン」といった小さいながらも非常に個性的な部屋がたくさんあります。この東側の部屋を見なくてもよい、もしくは見る時間がないという方のために、東側を除く27室が見学できる「インペリアル・ツアー(Imperial Tour 大人€8.90・学生€7.90)」というチケットも用意されているのですが、どうしても時間がないという方以外は40室すべてを見学されることをおすすめ致します。

(ちなみにチケットには入場時刻が記載されていますので、その時刻にならないと入場することができないようになっています。よほどのことがない限り、なかなか入れないということはないと思いますが、入場時刻によっては、先に庭園を見学されたりした方がいい場合があるかもしれませんので、注意していただきたいと思います。)

シェーンブルン宮殿はハプスブルク家の夏の離宮として使われていた宮殿になります。モーツァルトが初めて演奏をして、マリー・アントワネット(ドイツ語の幼名はマリア・アントニアといいます)にプロポーズしたのもこのシェーンブルン宮殿の鏡の間になりますし、ナポレオンがウィーンを占領したときに宿舎として利用したのもシェーンブルン宮殿になります。シェーンブルン宮殿の壁の色である、イエローは「マリア・テレジア・イエロー」とも呼ばれているものになります。

宮殿の庭にはまるで色を揃えたかのような、黄色いすずめのような鳥が飛んでいるのを見ることができますし、リスも時々庭を走っています。ハプスブルク家がフランスのブルボン家の居城であるヴェルサイユ宮殿を意識して造ったと言われることでも有名な宮殿ですから、旧市街にある「ホーフブルク」よりもずっと広くて豪華なものであると言えます。

宮殿の中はたいていいつ行っても観光客でにぎわっています。夕方くらいに行くと団体ツアーの方たちがたいてい観光された後なので、空いてはいるのですが、せっかくなので、午前中か、お昼過ぎには行かれてゆっくり時間を過ごされることをおすすめ致します。